Semana Santa
書くのがだいぶ久しぶりになってしまいました
今は大学がSemanaSantaという大型連休の真っ最中
みんなこの休暇を楽しみにいていて、国内外に旅行に出ています
私もパリ、ブリュッセル、ベルリンと3カ国を旅しに行ってきました
それについてはまた違う記事で触れるとして、
今回はこのSemanaSantaとはなんなのかについて書きたいな、と思います
SemanaSanta(セマナサンタ)は、いわゆるキリストの復活祭であり、
本来は4月14日の日曜から、21日の日曜までの一週間(2019年の場合)をさします
一般的にはイースターとして知られているお祝いですね
スペインではこの一週間、各地で盛大なパレードが開かれ、
ほとんどのお店や機関もお休みとなります
祝日は全国民がしっかり休む、というのがなんともスペインらしくて
私は好きです(困ることもあるけれど、、、)
さて、一週間毎日行われるパレード、Procesiones(聖行進)について、
実際に見てきたものをご紹介したいと思います
このProcesionesはそれぞれの曜日によって異なっていて、
2019年では、
1 Domingo de Ramos
2 Lunes Santo
3 Martes Santo
4 Miércoles Santo
5 Jueves Santo *
6 Viernes Santo
7 Domingo de Resurección
8 Programa y horario de procesiones
の順番になっています
具体的には、それぞれの曜日で担がれるPasosというキリスト受難の各局面を模した彫像が変わってきます
日本でいうお神輿や山車のようなものです
ちなみに*がついているJueves Santo(木曜日)は、La Santa Cenaという
あの有名なキリスト最後の晩餐の彫像を見ることができるそうです
残念ながら私は木曜日に行くことが出来ませんでしたが、
Miércoles Santo(水曜日)を見てきたので、そちらをリポートします
Pasos
最初にCaballo(馬)がパフォーマンスしてくれました
聖騎士の格好をした楽器隊
音楽はSaetasというフラメンコの音楽を演奏するものが有名で、セビージャやマラガ、カスティーリャレオン、ムルシアで特に演奏されます
SemanaSanta自体もそれらの都市のものが有名なので、いつか見に行ってみたいなぁ
アリカンテではどちらかというと行進曲のような感じでした
イエス・キリスト(Jesus)
この巨大な彫像を担いで、ゆっくり時間をかけ、一歩一歩通りを踏みしめていく姿は、たとえキリスト教信者でない私であっても感動するものがありました
もちろん信者の方のなかには泣いている姿も
キリスト教徒にとっては大事な大事な祭典なのだなぁ、と深く感じました
聖母マリアの彫像はなんと、女性が担いでいました
男性ですら汗がにじむのがみられるくらい重い彫像を、女性が持ち上げているのには驚きでした
途中、何度か降ろして休憩する場面では、そのたび苦労を称えた拍手喝采が起きていました
子供たちは赤いものを身に着けて、キャンディをおねだり
ハロウィーンみたいだなぁ、と少し思ったり
たくさん見かけたこちらのとんがり帽子の黒覆面は
某秘密結社、、、ではなくNazarenosといって原始キリスト教徒の格好なんだとか
ロウソクをともしながら、子供たちにキャンディを配っていました
いかがでしたでしょうか
なんとなく、キリスト教の聖週間について感じられたでしょうか
イースターと聞くと、ああ、あのたまごのやつね、
なんてほどの知識しかなくて、
私も、そして多くの日本人は無宗教の人が多く、こういった宗教行事には無関心なのかなと思います
しかし、自分の信仰がないことと、ほかの宗教に面識がないことはイコールではないと思うのです
知ること、はどのフィールドにおいても大事なこと
SemanaSantaを通して自分の世界がすこし広がったな、と感じました
せっかくのヨーロッパ生活
生活に宗教が密接にかかわるこの地でしか体験できないことを、
私の目を通してお届けできればなぁ、思います
もう少し、私の休暇中の出来事については、
次の記事で紹介します
では、Buena Semana Santa(いい聖週間を)